カサイクリニック&コンサルタント

自費薬・ワクチンなど旅行医学

診療内容

当院では、国内国外問わず、様々な薬を取り扱っております。

アフターピル/緊急避妊薬

アフターピル/緊急避妊薬は、避妊に失敗した際にやむを得ず緊急避妊を行うためのピル(女性ホルモン剤)です。女性の体に負担のかからない確実な避妊法である低用量ピルを服用して避妊することが一般的ですが、避妊に失敗したと思われる時や不安な時の最終手段がアフターピル/緊急避妊薬です。

アフターピル/緊急避妊薬は、受精卵の子宮内膜への着床を防ぎ、排卵を遅らせるなどして、妊娠を回避させます。

ウリプリスタル酢酸エステル/エラ(ella)

当院では、ウリプリスタル酢酸エステルという成分を使用したアフターピルを処方します。避妊効果は他のアフターピルよりも高く、性行為後0~72時間以内の服用で95%、72時間以上120時間以内に服用した場合の妊娠阻止率は85%程です。(国内で広く使用されているレボノルゲストレル(ノルレボ錠)では72時間以内の処方で85~90%ほど、72時間超えると適応がなく、データ上では120時間以内で60%ほどです。)ウリプリスタル酢酸エステル(黄体ホルモン受容体調節剤)を使用した緊急避妊法は日本ではまだ認可されていませんが、海外では一般的なアフターピルとして使用され、安全性や効果が実証されています。また、避妊回避だけではなく、子宮筋腫の治療薬としても使われています。

アフターピルの服用は100%妊娠しないというものではありません。
また、服用により気分不快、嘔吐、不正出血、頭痛、めまい、疲労感、乳房緊満などを感じる人も少数ですが報告されています。
当院で処方する「ウリプリスタル酢酸エステル/エラ(ella)」では、国内で広く使われているノルレボ錠と比較して副作用に大きな差は認められていません。

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AGA(男性型脱毛症)

フィナステリドは世界で初めてAGA(男性型脱毛症)治療薬として認められた薬です。
現在ではAGA治療の代名詞となっているお薬で、世界60か国以上の国で承認されています。
プロペシア(薬効成分フィナステリド)の販売元であるMSDの統計ではプロペシアを3年間飲み続けた方の約98%がAGAの進行がなかった、もしくは改善したというデータがあります。
1日1錠毎日の服用を行います。早い方は3ヶ月ほどで抜け毛の減少等の効果が現れてくる場合もありますが、確認までには平均して6ヶ月程度の服用が必要です。


改善した患者の割合


当院ではプロペシアのジェネリック薬品(同様の成分が配合され、効果が認められている後発医薬品)で、フィナステリド錠を処方いたします。
AGAは進行性です。早めの治療が効果的ですので、まずはお気軽にご相談ください。

主な副作用として、食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退(約1.1%)・勃起機能不全(約0.7%)・抑うつ症状などが数例報告されています。
副作用発現率は、全体の2%程度と言われています。
このような症状を感じた場合は、お早めに医師へご相談ください。

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ED薬(勃起改善薬)

ED治療薬とは、勃起を助けるのであって、服用により興奮するわけではありません。また、勃起したままになるわけでもありません。

  • 最近、がんばらないと十分な勃起ができない
  • 中折れしやすくなった

など、悩みのある方は相談にきてください。20代から70代の方まで利用されています。

当院ではED薬として2種類の薬剤を採用しております。
バイアグラとシアリスというED薬のジェネリック薬(東和薬品製造)を採用しています。OD錠なので水なしで服用が可能です。
いずれも1錠から処方可能です。基礎疾患(特に心臓病)や併用薬剤によっては使用できないこともあります。
副作用としては、顔のほてりや、目の充血、頭痛などが報告されています。

それぞれの薬の特徴としては以下の通りです。

シルデナフィルOD錠50mg(バイアグラのジェネリック)

世界で最初に開発されたED薬がバイアグラです。日本でも20年以上使用されていて、知名度があります。
服用後1時間ほどで効果が出始め、持続時間は5時間ほど。食事の影響を受けるため、服用タイミングを図る必要があります。

タダラフィルOD錠20mg(シアリスのジェネリック)

効果の持続時間が最大36時間というが大きな特徴です。
服用後ゆっくりと吸収されるため副作用が出づらく、世界100か国以上で使用されており、シェア42%の人気のED治療薬です。

インターネットで流通している海外製品のED治療薬は約4割が偽造品と判明してます。重篤な副作用を引き起こす可能性もあり、中には死亡例も出ています。そのような大きな健康被害を起こすリスクを抱えるのであれば、医療機関で医師の診察を受けて安全に治療を行うことが大切です。

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旅行医学

旅行医学とは、単に国内・海外を旅行することに関わるだけではなく、山や海、様々なアクティビティに関連したこと、もっと言えば人の移動に関わることすべてに当てはまる医学です。

高山病予防薬

高山病とは高い山に登ったときに身体に生じる不調ですが、何も数千メートルの本格的な登山する人だけに関わることではありません。
人によっては2000メートル程度の高度でも高山病になる人はいます。ましてや、今はアウトドアブームで、高齢の方も多いですので、当てはまる人は多いと思います。

軽症 : 頭痛、吐き気、倦怠感、眠気
中等症 : 激しい頭痛、嘔吐、寒気
重症 : 意識障害(脳浮腫)、呼吸困難(肺浮腫)

ダイアモックス125mgを高地へ到着する前日から服用し、到着3日後までの計4日間分を処方します。1日2回、1/2錠(125mg)ずつ服用します。

また、治療でもダイアモックス250mgを使用します。
副作用としては、手足の震え、味覚の変化・耳鳴、頻尿等です。
高血圧や心臓病の治療を受けておられる方、てんかんの治療を受けられている方は注意が必要です。

高山病の予防薬、治療薬と言っても、効果が見られずに症状が続く場合には、速やかに高度を下げることが一番大事です。

治療薬として、1日2錠、3日分を含めて計10錠3,960円をお勧めします。

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スキンケア(ヒルドイドソフト軟膏)

適切な保湿がスキンケアの基本です。
ヒルドイドソフト軟膏は日本全国で主に皮脂欠乏に対して保険薬として処方されてる薬ですが、数年前に「シワがなくなる!」「究極のアンチエイジングクリーム」などと言われ、美容目的で処方されたことがありました。
しかし、本来はアトピー性皮膚炎の人や皮脂欠乏症などの患者さんに使用されるものです。
だから保険で7~9割の金額を補助されるのです。美容目的で保険病名をつけて処方されるのは法令違反です。
実際、その法令違反が横行した結果、全国的にヒルドイドの処方数に上限がかかりました。
地域によって差はありますが、月に1本~3本程度に規制されています。アトピー性皮膚炎の患者さんではとても足りない人がいます。
市販薬でもヒルドイドと同成分のヘパリン類似物質を主成分としたものがありますが、「やはりヒルドイドじゃないと」という人もいますし、実際使用感も違います。
当院では自費診療ですが、なるべく価格を抑えて提供しています。

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診療メニュー

(価格はすべて税込みです)

アフターピル/緊急避妊薬

治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
個人輸入において注意すべき医薬品等について詳しくはこちらをご覧ください。


AGA(男性型脱毛症)

ED薬(勃起改善薬)

旅行医学

スキンケア(ヒルドイドソフト軟膏)

ワクチン

新型コロナウイルスの蔓延で海外旅行はしばらく困難になりました。しかし、いずれ終焉し、今まで通りの日常と人の流れが戻ります。 安全に旅行を楽しむために、また海外駐在を安心して過ごすために、予防接種を受けましょう。どのようなワクチンが必要かは国ごとに違いますし、どのようなアクティビティかでも変わってきます。

国ごとに接種が必要なワクチンは以下のサイトを参考にしてください。
厚生労働省FORTH https://www.forth.go.jp/index.html

予防接種は回数が2~3回必要なものがほとんどです。できるだけ早く相談に来てください(できれば半年以上前)。

A型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、麻疹・風疹ワクチン など、お問い合わせください。
※在庫の関係上、1週間以上前にお問い合わせいただかないと、ない場合があります。

その他、世界50か国以上の渡航経験から、注意事項をお話しいたします。